汁を染みこませるんだ! ~落書きメモ~
星の子ポロンを発掘しよう04 (ToDoリスト・不定期に更新)
2016-02-15 01:43:15情報は一通り書いてきた。
というわけで今回の記事では、これからどうするか(ToDoリストみたいな?)を箇条書きで書いていこうかと思っている。
僕が個人的に掴んでる裏情報とかもね…。
要するに自分用のメモみたいなもんなので、読む価値はないかもしれないが、中には僕の力だけじゃ調べられない物も含まれているので、これらを見てご協力いただける方は是非発掘作業を行っていただきたいし、連絡もくれると嬉しい。
ちなみに『星の子ポロン』の放送局や放送時間などについては、他の有志の方々が滅茶苦茶積極的に調査をしているみたいなので、これは一任したいと思っている。
・顔画工房様と引き続きコンタクトを取り、さらなる未発掘エピソードの公開
現段階で存在が確実に確認されているエピソードは、「鯉の滝のぼりの巻」「パンダ君の変な自転車の巻」。

さらにメールでのやり取り中に判明したが、この特集記事中の「アホでおなじみの深谷」という同級生の方が、「スイカ泥棒の巻」というポロンちゃんの物真似をしていたという情報もいただいた。
ただし、このエピソードは直接見たわけではないらしい。
他にも「モン太君のサーカスの回」のテープがあるかもしれないとの事。
テープの状態によってはこれらも我々が閲覧できる可能性は高いであろう。
続報を待て!
・前回にも書いたが、千葉県にある「有限会社時報映画社」とのコンタクト
恐らく現段階でも会社自体はまだ残っている可能性が高い。
メールや電話での連絡手段は現段階ではなし。よって、まず手紙でのコンタクトになる。
まだ『星の子ポロン』『ガンとゴン』を製作した時報映画社と同一の企業か裏付けが取れていないため、まずはそれの確認から話を進めるつもりだ。

・「時報映画社」及び「日本動画」の登記簿謄抄本の交付申請
前回の記事で手に入れたのは、前述の千葉県にある「有限会社時報映画社」の登記事項証明書である。
これは、本来書面で管理されていた登記簿謄抄本をコンピューターシステムのデータベース化した物である。
よって1998年に再設立された(※憶測)「有限会社時報映画社」以前に存在していたであろう「時報映画社」及びそのアニメーション制作部門である「日本動画」については現段階では不明なのである。
そこで、データベース化される前の登記簿謄抄本をなんとか取得できれば、当時のスタッフ全員の情報が得られるかもしれない。
ただし、コンピュータで管理されていない登記簿の謄本・抄本については、会社等の本店又は支店の所在地を管轄する登記所(移動していなければ恐らく千葉県内)に行って交付申請をする必要がある。
所在地が移動していなければ、千葉県の「有限会社時報映画社」の所在地から調べる事は可能だが、もし所在地が同一の物ではなかった場合、時報映画社の登記簿謄抄本を得る事は難しくなってしまう。(先に述べた通り、そもそも我々の求めてる時報映画社とも限らない)
さらに「日本動画」については、アニメーション制作の「部門」なのか「子会社」なのかハッキリしない上にこちらの所在地も不明なため、現段階では調べようがないのである。
いずれ行うつもりだが、まず裏付けを取ってからだ…。
…と、ここまで書いたが、実のところ登記簿謄抄本などについてあまり詳しくないので、間違いがあったら訂正が欲しい。

▲これは「登記事項証明書」
・オークションにおける『ガンとゴン』落札者とのコンタクト
前の記事でもお伝えしたが、長らく存在が未確認とされていた『ガンとゴン』のマスターフィルムと思わしき物品がヤフオクにて落札されていた事が判明した。

現在、落札者のIDを元にメールアドレスを仮定してコンタクトを取っている。
しかし、いまだに返信はない…。メールアドレスは別なのだろうか?

▲「qupqop」がYahooIDのはずだが…。もしかしてニックネーム?
ただし、この落札者の方、ユーザーページを見てみると今現在でも落札を行ってる事がわかっている。
調べてみると、ヤフオクを利用する場合、迷惑メールや業者対策でメールアドレスを変更する事が多いらしいので、アクティブ状態にも関わらず今でも返信が来ないという事はメールアドレスが間違っていたという可能性が非常に高い。
残念ながら他に連絡手段がない場合どうしようもないだろう…。
・アニメ情報誌の編集者の方々とのコンタクト
ご存知の通り、現在判明している『星の子ポロン』『ガンとゴン』の様々な情報は、独自の調査を行ったというアニメ情報誌から来ている物が多い。
代表的なのは、1988年に徳間書店が発行した「TVアニメ25年史」だ。



WEBアニメスタイルのアニメ様365日というコーナーの一記事、第473回 「TVアニメ25年史」と「劇場アニメ70年史」(1)によると、これらのデータベースの調査を行ったのは、データ原口こと原口正宏氏だ。
他にも2010年に日外アソシエーツが発行した「アニメ作品事典―解説・原作データ付き」がある。



ただし、「アニメ作品事典―解説・原作データ付き」の該当ページの情報は、データベース参照サイト「allcinema ONLINE」が元である。
よって独自の調査を行ったのは、データベースの権利を持っている株式会社スティングレイである可能性が高い。
独自の調査を行う過程で、『星の子ポロン』『ガンとゴン』に関する貴重な情報やスタッフに関する何かを得ているはずなので、これらを尋ねる事ができれば、発掘の助けになると考えている。
現在、原口氏とコンタクトを取っている最中であるが、WEBアニメスタイルの編集長・小黒氏によると、多忙で返信が来る可能性は高くないという。
株式会社スティングレイさんの方だが、こちらもいずれ連絡を取ろうと思っている。
・株式会社ICHI社長・西野聖市氏とのコンタクト
アニメ情報誌によると、日本動画のスタッフは草創期のナックの作画部門として他の作品に参加していたそうである。
そう、ナックと言ったらあの『チャージマン研!』などで有名なナックである。
現在はICHIに改名しているが…。
調査の結果、『星の子ポロン』『ガンとゴン』の原画を担当された鈴木孝夫氏が、ナック製作『グロイザーX』のキャラクターデザインを担当しているのが判明した事は以前の記事で取り上げた。
恐らくこの鈴木孝夫氏が草創期のナックの作画部門の一人である可能性が高い。
そしてもちろん、ナック(現:ICHI)を設立した1967年から2016年現在まで支え続けている、株式会社ICHI社長・西野聖市氏(以下、西野社長)なら、時報映画社や当時のスタッフについて何かご存知のはず。特に「日本動画」の所在地!
幸い、西野社長はネットコミュニティでのアニメの盛り上がりに寛容であるはずだし、連絡先も公開しているため、尋ねるのはそう難しい事ではないだろう。
・新たな刊行物の調査
有限会社時報映画社の登記事項証明書によると、目的区の中に「雑誌及び刊行物の発行」とある。
時報映画社がそういった物を発行しているという情報は全く聞いた事がないが、まぁありえない話ではないだろう。
国立国会図書館などで探せば時報映画社が携わった刊行物が見つかる可能性はある。
さらに、新聞のテレビ番組表以外にもアニメージュや週刊TVガイドなどの雑誌から、正確な放送時間やスタッフ情報を調べられるのではないか、というアドバイスもいつもの有志の方から受けている。
こちらも必要に応じて、調査をしたいと思っている。
ただし、時報映画社が発行したという刊行物については現状ネットで調べただけでは全く情報が出てこなかった。
・各放送局へのマスターフィルムの所在についての問い合わせ
ご存知の通り、『星の子ポロン』は様々な放送局で放映されていた事が確認されている。
多くの放送局で放映されていたからこそ、実際に目撃証言も多く、少なからずとも映像を録画してた方々もいらっしゃるのであった。
『星の子ポロン』を放映していたという事は、当然放映局はフィルムを購入もしくは借用していたという事になるだろう。
実際に時報映画社関係者がフィルムを千葉テレビ等に貸出していたという書き込みが確認されている。

▲記憶のかさブタ掲示板より
…まぁ恐らくフィルムはほぼ時報映画社に返却されているはずだし、それらが処分されてしまっている可能性も高いので、聞いてもあまり良い返答は得られないと思うが。
それに仮にフィルムが放映局にまだ保管されていたとしても、一般人の我々がそこからどこまで踏み込めるのか?という問題もある。版権の問題もあるしね…。
どうやら放映局への問い合わせは有志の一人が今行っているそうなので、まずはそれの結果を待つとしよう。
ToDoリストは、大体こんな感じと言ったところであろうか。
また何か増えたらこの記事は更新するつもりである、メモ用だしね。
ほとんどの事は僕が独自に勝手にやろうとしている事だが、もちろん他に何かしら切り口があるのであれば、是非皆さんにも発掘に協力していただきたいと思っている。
そこまでできないよ!という方も、『星の子ポロン』の知名度を広げてくれるだけで十分である。知名度の向上もより多くの情報提供と発掘に繋がると考えているからだ。
特に『星の子ポロン』が録画された映像だ、実家とかに残ってるかもしれない!
みんな探してみてくれ!
放送局・放送時間のまとめ ~星の子ポロンまとめWiki~
それと個人的には、僕以外でポロンコミュにてポロン生をしてくれる方が欲しい。
使えそうな素材も作ってあるので是非頼む、お願い、いやマジで。

▲みんな入ってねー!
なお、時報映画社関係者とコンタクトが取れた時用に、質問事項も募集している。
僕のTwitterかこの記事のコメント欄に書いていだけると助かる。
(終)
~2016/02/18追記~
当記事のコメント欄にて、アニメージュの新たな放映情報の提供あり。
さらにこれがきっかけで有志の方々によるさらなる調査もあり。
以下引用(問題あったら言ってください)
ポロンちゃん放映情報
Twitterをやってないのでどこに投稿していいか分からなかったのでここに書きます。
アニメージュ創刊号(昭和53年7月1日発行)より
サンテレビ 星の子ポロン18:25~18:30/月~土
近畿放送テレビ ガンとゴン10:25~10:30/月~金
ガンとゴン(再)16:55~17:00/火~金
星の子ポロン18:25~18:30/月~土
新潟総合テレビ 星の子ポロン16:55~17:00/土
琉球放送 星の子ポロン16:55~17:00/月~金
アニメージュに記載されている分は以上です。
個人的に沖縄で放映されていたのが衝撃。
10年くらい前に沖縄へ旅行にいった時、午前中にホテルのTVで見たウサギの男の子と女の子(名前はウサギ子ちゃん?)が出てくる短いチープな交通安全のアニメがやっていたのですが、未だにタイトル分からず。でもポロンじゃないんだろうなぁ
まとめWikiによると新潟は当初帯アニメだったようですが、7月の時点では土曜日にしか放映していなかった模様です。
ついでに、手持ちの1989年以前のアニメージュを調べてみました
昭和53年8月1日発行号=1977年
サンテレビ 星の子ポロン18:25~18:30/月~土
近畿放送テレビ 星の子ポロン18:25~18:30/月~土
新潟総合テレビ 星の子ポロン16:55~17:00/日
琉球放送 星の子ポロン16:55~17:00/月~金
ガンとゴンは終了した模様。
昭和53年9月1日発行号=1977年
サンテレビ 星の子ポロン18:25~18:30/月~土
近畿放送テレビ 星の子ポロン18:25~18:30/月~土
琉球放送 星の子ポロン16:55~17:00/月~金
昭和54年4月10日発行号=1979年
サンテレビ 星の子ポロン18:20~18:26/月~金
昭和54年9月10日発行号=1979年 ※以降終了時間は記されず
サンテレビ 星の子ポロン17:24~/金
昭和60年7月10日発行号=1985年 ※実際は5月16日時点の情報。
テレビ山梨 星の子ポロン14:54~/土
62年10月10日時点では放映無し
1990年以降は調べても無駄だと思うのでこれにて調査終了。
ついでに、54年9月号にて福岡放送8:15~/土にてチャー研を発見w
@koichil (続き)放送期間は私が確認したところ、1978/3/6(月)~1978/9/11(月)のようです。しかも凄いことに、翌日の1978/9/12~1979/2/9に「ガンとゴン」も放送されていた模様です
— 田中どろん (@tanaka_doron003) 2016, 2月 18
~沖縄の星の子ポロンまとめ~
— 田中どろん (@tanaka_doron003) 2016, 2月 18
・1978年3月6日(月)の琉球新報テレビ欄に「(17時)25~ 星の子ポロン」の記載アリ。それ以前の記事には記載されていないのでこの日から放送が始まったと思われる。
・翌日の3/7(火)には16:55~に放送時間が変更 (続く)
(続き)
— 田中どろん (@tanaka_doron003) 2016, 2月 18
3/10(金)は17:25~
3/13(月)は16:55~
以降は16:55~で留まる。
・1789年9/11(月)で「星の子ポロン」の記載がここで最後となる。しかし、翌日の9/12(火)には同じ時間帯で「新番組 ガンとゴン」の記載アリ (続く)
・1979年2/9(金)にガンとゴンの記載がここで最後
— 田中どろん (@tanaka_doron003) 2016, 2月 18
・テレビ欄のコピーは出来、証拠はあるのたが、琉球新報に問い合わせたところ、転載不可と言われてしまい公開できないのが残念
・余談だが、ガンとゴンの次にやっていた再放送の「魔法使いサリー」が終わった後、ナックの月光仮面もやってた
証拠のテレビ欄が「Twitterのタイムライン」で公開出来ないのは残念だけど沖縄でポロンやガンとゴンが放送されていたという確定は出来たので本土から大きく離れた沖縄でもポロンやガンとゴンの発掘する可能性はゼロではないという事が大きな収穫でした
— 田中どろん (@tanaka_doron003) 2016, 2月 18
米沢嘉博記念図書館では、創刊から1983年のアニメージュが開架されているそうです。@koichil ちょうど解決したっぽいですが、アニメージュ創刊号(7月号)からvol.4(10月号)まで琉球放送でポロンの掲載がありますね。11月号からは同時間帯でガンとゴン。10月号からは17時から魔法使いサリーがやってたり。 pic.twitter.com/NkvauhxmCK
— myrmecoleon (@myrmecoleon) 2016, 2月 18
しかし、沖縄でも『星の子ポロン』『ガンとゴン』どちらも放映されていたとは…。
~2016/03/23追記~
匿名希望の有志から秋田でのポロン放映情報をいただきました。(新聞の番組表より)
諸事情で画像は載せられませんが、余裕があったら別の手段で載せたいですね。
以下まとめ
放送局: 秋田放送(ABS)
放送時期: 昭和58年(1983年)6月1日~昭和59年(1984年)9月26日
放送時間: 毎週水曜日17時25分~
前番組(17時00分~)は『科学戦隊ダイナマン』、次番組(17時30分~)は『超時空要塞マクロス』
翌年(1984年?)からの前番組は『超電子バイオマン』、次番組は『銀河漂流バイファム』
wikiにも記載されている情報源の裏付けが取れた形になりましたね。
ちなみに秋田テレビ(AKT)では、ポロンの放送を確認できなかったそうです。
日本テレビ系のみで放映されている…?

情報提供してくださった方によると、当時の秋田放送は、5分物のコンテンツが料理やニュースしかなく、夕方の特撮やアニメなどの時間帯にポロンを入れた可能性が高いそうです。
放送も週一の定期放送で、スポーツ中継以外でこの時間帯から放送時間がズレる事はなかった模様。
ちなみに、元々はyoutubeであがっていて、今はニコ動に転載されている星の子ポロン本編その1~その6の映像は、この秋田放送での録画映像らしいですよ!
今回情報を提供してくださった方は、現在『星の子ポロン』に関する別の調査をされているようです。さらなる情報を待ちましょう!
~2016/05/01追記~
同じく重症ポロニストであるケフィアさんが、KBS京都(近畿放送)での放送実績調査をしてくださいました。記事はこちら。
ポロンが本当に全260話の可能性が出てきましたね!素晴らしい…!
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