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汁を染みこませるんだ! ~落書きメモ~

星の子ポロンを発掘しよう02

2016-02-04 01:30:52

ご無沙汰しています。
ここ最近忙しく思ったより発掘が捗らない、こんなにもモチベーションはあるというのに…。

しかし、僕がそうしてる間に、最近はポロンやガンとゴンの調査に積極的な人達が増えてきた。
とてもありがたい事だ…。

星の子ポロン@山陰地方 簡易まとめ - Togetterまとめ
【チャー研】北陸地方での放送実績調査【星の子ポロン】 - Togetterまとめ

いずれ『星の子ポロン』の放送実績を持つテレビ局などにもテープなどが現存されていないかどうか問い合わせるつもりではあるが、果たして僕みたいな一般人がどこまで踏み込める範囲なのだろうか…?
誰か業界に詳しい方がいればご教授願いたい物である。


実は裏で結構重大すぎる進展とかがあったりしたんだけども、急いで突撃してしまうと痛い目に遭うので、今回からは何回かに分けて、ひとまず集まった情報を整理しようかと思っている。

そうする事で次に何をすればいいか判断がしやすくなりますからね。


情報をまとめる前に『星の子ポロン』と同じ製作の『ガンとゴン』について、とても重大すぎる情報が出てきたので先にこれについて書こうかと思う。
Twitterの方でも既に公開した情報なので新鮮味がないだろうが、そこはお許しを。



発見!『ガンとゴン』マスターフィルム?



『ガンとゴン』といえば、ネット上に録画映像がアップロードされている『星の子ポロン』と違って、一部のアニメ情報誌などに一枚絵と簡単な解説が載ってるだけの謎アニメ。

映像が確認できない分、ある意味ポロンより発掘難易度が高いとされているこのアニメ、もちろんマスターフィルムなんてそう簡単に見つかるはずない…とされるのが普通だった

しかし、そんな事はなかったのである!

今回も情報提供してくださったのは「。さん」
この方からはいつも貴重な情報をいただいている、本当に頭が上がらない…。


▲オークション取引相場情報サイト「aucfan」より

ヤフオクで落札されてました。(エェー!?)

しかも落札は2014年、結構最近じゃないか…。

落札価格などはどうやら会員じゃないと見れないようで未確認…。

実際のところ、こういうマスターフィルムの相場ってどんなもんなんだろうか…?

もしどなたか落札価格を確認できたのであれば、この記事のコメント欄でも僕のTwitterでもなんでも良いので報告していただけると助かります。

しかし、このマスターフィルム、果たして本物なのかどうかが確認できない。


落札者の方による出品者への評価を見てみると本物だと信じたくなるが、結局のところ内容を確認できない以上はわからないであろう。

そもそもこのマスターフィルムは一体どこから流出した物なのか?

以下、商品説明(引用)

落札後、取り置き同梱送付希望される方がおりますが一切致しませんので御了承ください。入札前に必ず、自己紹介欄を御覧の上、入札してください。旧家に保 管されてたものです。落札後の返品クレームは固くお断りします。商品につきましては写真参照してください。商品管理上、取り置き同梱送付はしませんので御 了承ください。仕事の都合上、連絡及び発送に1週間前後要することもありますので御了承ください。催促及び問い合わせはご遠慮ください。必ず連絡しますの で、お待ちください。急を要する方の入札はお控えください。何点落札されましても1点ごとの送付になりますので御了承ください。送料に関する問い合わせは 一切ご遠慮ください。原則メール便は取り扱いません。ゆうメール着払いか宅配便着払い送付になります。それ以外の送付はしませんので御了承ください。梱包 は再生品利用の簡易梱包になりますので御了承ください。落札取引連絡通知後、3日以内の連絡及び送金不能の方はキャンセル扱いの上、削除させていただきま すので予め御了承ください。1974年~1975年にかけて放映された昭和のテレビアニメです。再生機器ないため内容状態確認はしておりません。

注目すべきはまず、
>>旧家に保管されてたものです。
この一文。

僕の知りうる限りだと『ガンとゴン』が最後に放送されたのは、1980年代の群馬テレビで5:15からの放送。(リンク先の5:50付近で確認できる)

それ以降の商業展開が確認されていないのだとしたら、80年代以降に出品者の方の旧家に何らかのルートで、時報映画社或いはテレビ局にあったであろうフィルムが流出した可能性が考えられる。
(僕はその道に詳しくないので、実際はもっと有力な他の考え方があるかもしれないが…)







どちらにせよ、88年に発刊された「TVアニメ25年史」に
「■本リストは、時報映画社の資料および当時のスタッフの証言を統合して作成した。」
と掲載されてるこの時点で、時報映画社にマスターフィルムは存在しないと考えても良いような気がする…。










次に、
>>1974年~1975年にかけて放映された昭和のテレビアニメです。
>>再生機器ないため内容状態確認はしておりません。

この一文。

残念ながら出品者の方自身も内容は確認できていないそう。

だがそもそもどのようにして、このフィルムが『ガンとゴン』だと判断したのであろうか?










添付されている写真を見る限りだと、それが判断できないのだ…。



ちなみにこちらの出品者の方は同時期に、同じ旧家に保管されていたとされる『亜空大作戦スラングル』のフィルムも出品している。

▲オークション取引相場情報サイト「aucfan」より











こっちのフィルムは添付写真を見る限りでは、内容をハッキリ確認できる物となっている。

実際、商品説明には「1983年からテレビ朝日系列で放映された亜空大作戦スラングル第40話ゴーストタウンからの脱出です。」と記してある。

それに反して『ガンとゴン』のマスターフィルムとされる出品物に関しては、添付写真を見ただけではそれが確認できないのがネックだ。


どちらにせよ、『ガンとゴン』のマスターフィルムと思わしき物品がまだ現存されていた事は希望の持てる非常に大きい朗報である。

もしかしたら『星の子ポロン』のマスターフィルムも処分されずにどこかにあるのかもしれない…。

『ガンとゴン』より放送回数が多かったなら尚更マスターフィルムが現存されている可能性は高いと思われる。


ちなみにヤフオクで出品・落札されているという事は、YahooIDから連絡先のメールアドレスを特定できるという事になる。

というわけで、現在『ガンとゴン』のマスターフィルムを落札されたであろう方のメールアドレスを特定し(合ってるかは不明だが)、色々交渉中である。

『星の子ポロン』も同じだが、僕としては内容が確認できなくなり、視聴が不可能になる前になんとかデジタル化したいところである。

この落札者の方は履歴から今現在でもオークションを使用している事がわかっているので、こちらが送ったメールに気づく可能性は高いと思われるが、いかんせんいまだに返信がないのでちょっと心配になってきた。

『ガンとゴン』…一体どんな内容なのかが気になるところである。
(スタッフがほぼポロンと一緒らしいので、ちょっと想像がついてしまうがw)



~スタッフ、特に脚本家・大貫哲義について
  • 製作:日本動画、時報映画社
  • 脚本:大貫哲義、村山節子
  • キャラクターデザイン:桑島東輝
  • 原画:鈴木孝夫
  • 動画:岩崎純央、町支哲義 他
  • 撮影 : 服部正行

これが『星の子ポロン』のスタッフである。(Wikipediaから引用

出典は不明だが、恐らく最古のデータと思われる「TVアニメ25年史」の情報の可能性が高い。

もしかしたらアニメ制作に携わったスタッフの名前で調べれば何か手がかりはつかめるのではないかと思ったのだが、それらを調べてる過程ではハッキリとした手がかりは得られなかった。

ちなみに原画を担当したとされる鈴木孝夫氏は調べてみると、アニメ『グロイザーX』のキャラクターデザインを担当している事がわかった。(Wikipedia情報

ちなみにこの『グロイザーX』、『チャージマン研!』や『アストロガンガー』で有名なあのナック製作である。(!)

「TVアニメ25年史」の『星の子ポロン』のリスト情報によると、時報映画社のアニメ制作部門である日本動画を構成しているスタッフは元々、ナック(現:ICHI)の作画部門として、番組「日立ドキュメンタリー すばらしい世界旅行」の特別編アニメなどに参加したそうだ。
(ここら辺調べても確定的な情報が出てこない…)

鈴木孝夫氏の経歴については詳しい情報は出てこないが、もしかすると、鈴木孝夫氏は元々ナックの作画部門に所属していて、後から日本動画に移り、『星の子ポロン』『ガンとゴン』の原画を務めたと考える事もできる。

もっとも、同姓同名の別人の可能性も否定はできないが…。


他の
脚本:大貫哲義、村山節子
キャラクターデザイン:桑島東輝
動画:岩崎純央、町支哲義 他
撮影 : 服部正行
についても残念ながら有力な情報が得られなかった。

村山節子氏に関しては、脚本家として活躍されていた作品が他にもあるという事がわかったが、同姓同名の別人なのではないかという疑惑がどうしても拭いきれなかった。
これに関しては次の記事かなんかで詳しく書こうかと思っている。


だがここで引き下がるわけにはいかない。

lt;諸事情によりこの文章は省略させて頂きますgt;

なんと大貫哲義氏は、アニメ『エイトマン』(原作は『8マン』)の脚本家の一人である事が判明。

lt;諸事情によりこの文章は省略させて頂きますgt;

それ以上の情報は得られなかったが、以上の情報が事実だとすれば、大貫哲義氏は追い出されてしまった後に、時報映画社のアニメーション制作部門である日本動画に移ったという推測もする事ができる…?

なんとか関係者と連絡を取りたいところであるが…。




以上、第二回の記事はここまでとさせて頂きたい。
まだまだ書きたい事はたくさんあるが、長すぎてもどうかと思うので、次回に回す。

冒頭でも述べたが、発掘に関して実は裏で結構大きな進捗があった。
これに関しても次回か次々回に書けるといいな…。


…そうだ、仮に僕が関係者と連絡を取る事ができるようになった場合、できることなら様々な質問をさせて頂きたいと思っている。

というわけで、この記事を見てる方!
この記事のコメント欄か僕のTwitter宛てに『星の子ポロン』『ガンとゴン』や時報映画社についての質問を書いて頂けると助かります…!

これはいい!と思った物は、メモ帳に書かせて頂くので是非是非!

ちなみに今のところ僕自身が気になっているので質問をしたい事項としては
「アニメ情報誌に載ってる情報通り、ポロンというキャラクターが本当に宇宙人なのかどうか」
という点である。


次の記事はなるべく早く書こうかと思っているので、よろしくお願いいたします。

それでは、




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koichil(こいちる)

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