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MMDのなんやらかんやらを 勉強しています。

MikuMikuDance モーショントレースの覚書(盗賊スタイル)

2015-04-15 23:18:42
モーショントレース(盗賊ノウハウメモ)

色々な手法があると思うのですが、私がやっている方法で覚書を作成します
(まだ開発途中なので、どんどん変わって行きますw)
こんな感じになります







1.用意するもの
・Model
 あにまさ初音ミクを標準とします
 (ユーザモデルで 足首、肩幅があまりに違うものは避けます)
 私はTdaデフォ服を使用します。

・背景動画
 トレース元動画をDLし、Aviutlに30fpsでロード
 標準音源に同期させたものを2GByteの容量内に収まる解像度でAVIを作成します。
 背景動画を30fpsにしておかないと出来上がったものが微妙に音ズレします!
 トレース元の動画は大体のケースで標準音源に比べてずれがあります。
 「歌ってみた」なんかを使う方もおられますので、
 配布が最終目的ならば、ここで元音源にあわせておくと後が楽です。


・MultiMiror
 横方向を同時に表示し、センター位置を合わせる為

・鏡面床
 足の床への接地手早く!確実にする為

2.準備
 ①背景の動画をMMDにロードして 音源は標準音源をロードします。
 ②モデルをロードします
 ③カメラ位置を合わせます
  主に角度を調整します。地面の遠近感を元に座標軸を合わせます。
  ダンサーとモデルの身長差がある場合はトレース中も相対位置を終始考慮することになります。
 ④とりあえず センターの仮打ちを行って前後移動の大きなズレがないように広角設定を調整

3.トレース
 基本的に部位が動き出す点と静止する点にキーフレームを打ちます。
 ダンスであれば曲の切れ目(イントロ/1番/2番/ラスト)で分けると
1000f/2000f/2000f/1000f ぐらいの単位になると思います
 キーフレームを打つ際に未来のキーフレームを打たない(重要)ようにします
 (理由:静止した部分から進めて次に動き出す点を打つ際にそのまま「登録」とするため)
 選択ボーンでそのまま一気にグルーブだけリズミカルに打ち込みます。
 (選択操作を省力化)
 肩、腕、肘の連携は変化点だけを入力するのでキーフレームの省力化
 補間曲線の「自動」は外す
 補間曲線を「全体」選択 S字状態を コピーしておく(キーフレームを打つたびに「ペースト」

 打ち込むキーフレームの推奨する順番は
 ①中心軸
  単純S字
  グローバル軸を使用
  グルーブ(上下)→センター(回転・前後左右)→足IK 
  足IKは踵が上がった、着地したところにキーフレームを(2点)打つ
  足Ikには基本補間曲線を入れない(足の頂点部分のみ緩やかなカーブを入れる)
  この時点では 見事なすり足状態になるはず

 ②下半身・上半身(2)→足IK追加点
  単純S字
  ローカル軸を使用
  下半身を打ったら足IKも再調整
  つま先が上がった、最上点、つま先着地したところに(3点)キーフレームを追加する
  上半身を調整したらセンター位置・回転も再調整
  結果、足IKはキーフレーム5点で成立
  ターンなどで円弧をえがく場合は もう1点ないしラジ割して2点追加

  ※ラジ割
  ①始点-②中点-③終了点の3点を打ち
  ①始点-②中点、②中点-③終了点 の間に
  それぞれ キーフレームを打ち ②中点を削除


 ③首・頭
  単純S字
  ローカル軸を使用
  首・頭キーフレームは基本一緒に打ち、できるだけ上半身の変化点に合わせます
  上半身とセンター位置も再調整

④足
  単純S字
  グローバル軸を使用
 「ひざ」は使用しません

 体幹(足IK~頭)がおおよそ確定して 前後左右が確定したところで
 まず「軸足じゃない足IK」側の「足」で「がにまた」と「内股」を調整

 モーションの最終調整でに余る設置の場合に「足首」を入れます

 ⑤腕パーツ
  単純S字
  ローカル軸を使用
  肘→肩→腕→手
  肘はローカル「Y回転のみ」使用
  手首を初期化した状態で腕は調整します
  1.肘角度変化点でどんどんキーフレームを打つ
  2.肩変化点でどんどんキーフレームを打つ
    この段階でおおよその腕の動きが見えてきます
  3.腕の変化点を打ちつつキーフレーム間の補間曲線を調整
  4.手首をどんどん打ち込んで行きます

 ⑥指パーツ
  単純S字補間
  ポーズ集などから引用して省力化します。よく使用するポーズは追加登録
  「指0ボーン」は互換性を損なうので使用しません


注意というか心がけるポイント
とにかく無駄なキーフレームを打たずに補間曲線にて対応する

・キーフレーム間でセンター位置や腕位置がずれたら
 キーフレームは打たずに補間曲線で調整する
・360度ターンなどの回転は
 ターン中の補間曲線は入れない(開始・終了のみカーブを入れる)
 キーフレーム「3個」で回転させるように努力
 ターンの中心を体ではなく頭で合わせる(頭のブレ防止)
・腕の振り下ろし振り上げで軸がブレたら 「腕のX回転」を使用して合わせる
・腕を回転する場合はキーフレーム「4個」で回転させるように努力
・左右同じ動きをする場合はキーフレームのコピーを使用する
・捻りボーンは使用せず 「手首のX回転」を使用する (袖データを手ボーンから生成する為)でも 最近は 手の捩りも使うようになってきました!!
・モーションファイル(vmd)は7000fを「2Mbyte」を目標とする(リップ込みで2Mbyte)

4.調整
・袖
 手のデータをコピーして 袖に「別ボーンへペースト」で複写
 袖のフレーム位置角度補正で X、Y、Z回転を0.7倍する
 袖がはみ出た部分を個別修正

・リップシンクと表情、目線
 FaceAndLipsにて別作成したものをロード
 別作成したフェイスに合わせて 目線を入れる
 ※目線は「瞬き」が入った後の作業となります。
  進行方向・ターンする方向に目線を向ける
  指先に視線がいくように(カメラ目線の場合もあります)
  さびしげ、悲しげな表情の際は、目線をそらす
  目線の上下は使用するモデルによっては目をむいたりして怖いので 使用を控える

5.気持ちが折れそうになったら
 ・トレースモデルを変えてみる!(かわいいモデルでW)
 ・リップシンクを先に作って気分転換
 ・0f目に 「あ」 「笑顔」を100%で入れる!(笑顔に癒されましょう)
 ・まったく別の動画などを作成する


こんな感じで Let's Motion Trace!!
ここで「Trace生作成」してる・・と思う


投稿者:

盗賊@つばきP

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