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北のたれから

【北海道の観光】来道者がどの交通手段で、どこから来た人が多いのか

2017-03-02 01:56:24
北海道を旅行していて「北海道に来るライダーが減った」とすごく聞きます。
お盆に10人程泊まっているライハでも昔は50~70人泊まってたという話も。
その頃を僕は知らないので、バイクが毎年何台来ているのか調べだしたのが発端。

結局、バイクの台数はわからなかったけれど、北海道に来ている人の分析をし
ちょっと気になる所を書いて見ました。

数字の羅列を見てもわかりにくいので、分析に用いた数字は赤文字にしました。
赤文字とグラフを見ていただければ判断しやすいかと思います。

また、『北海道新幹線が将来どれくらい人を運ぶようになるか』を推測する為の参考にも
しています。(別途アップします)

【注意】
今回の数字は、『北海道に到着した人』を『国内空路・国内フェリー・国内JR・海外』の
4ルートに分類した数値です。観光客・ビジネス客・帰省客も全部ひとまとめです。また、
『北海道から出発した人』は今回は全く含んでいません。

①来道者の経路別推移と、来道外国人の経路別推移(2000~2015年)
 ※2016年のJRは新幹線が開通したので、12月迄の実績と1~3月の推計による数値。
  ・国内から来た人はほぼ横ばい(リーマンと大震災での落ち込みは特殊要因)
  ・国内では15年間で、空路2%増、フェリー21%減、JR13%減
  ・国内シェア(2015年)は、空路87%、フェリー7%、JR6%
  ・外国人は直近3年間で急増(129万人増)LCC就航の影響かな?
  ・外国人の内128万人は、主に海外から新千歳空港に来ている(到着空港別の資料)
  ・外国人の内83万人は、主に東京から新千歳空港に来ている(到着空港別の資料)



②国内から来た人(空路・フェリー・JR合わせて)の推移
 ・2000~2015年ほぼ横ばい(特殊要因を除く)



③国内の空路で来た人の推移
 ・2000~2015年でほぼ横ばい(特殊要因を除く)



④国内のフェリーで来た人の推移
 ・2000~2015年で21%減
 ・特に7月8月の減少が顕著(LCC+レンタカーに移った?)
 ・将来的に減便や、貨物専用になる可能性も考えられる
 ・参考までに新日本海フェリーの運賃収入は、自動車航送83%・旅客5%・その他12%
  なので、貨物専用化というのも十分に考えられる
 ※2015年7~9月にフェリーで来た人が合計35万人いるので、その内何割がバイクかと
  推測することでバイクで来る人の目安が出るかもしれない
  (僕の根拠のない推測では関西3000台、関東・青函12000台ぐらいかな???)



⑤国内のJR(青函トンネル)で来た人の推移
 ・2000~2015年で13%減
 ・新幹線開通で6割増加したものの、12月には収束しているのでまだ様子見



⑥国際線(空路・フェリー)で来た人の推移
 ※本当は日本人も含まれるが、詳細がないので外国人と置き換えた
  ・2012~2015年の3年間で48→124万人に急増(中国人が全体の1/4)
  ・夏のピーク(7月)よりも、冬(12~2月)の方が多い(春節と雪まつり)




⑦単年度で見る国内からの来道者の交通機関別の内訳(2015年)
 ・国内から来ている人は年間1281万人
 ・国内シェア(2015年)は、空路87%、フェリー7%、JR6%



⑧単年度で見る国内からの出発空港ごとの来道者の内訳(2015年)
  ・東京(770万人)からが、国内空路全体(1123万人)の69%
  ・東京(770万人)からが、国内来道者全体(1281万人)の60%




⑨単年度で見る国内からの到着空港ごとの来道者の内訳(2015年)
 ・新千歳空港着(899万人)が国内空路全体の80%、国内来道者全体の70%
 ・東京→新千歳便(568万人)が、国内空路全体の51%、国内来道者全体の44%
 ・新千歳空港のキャパについては、7~9月以外はまだ大丈夫



以上、ご清聴ありがとうございました
上記の分析を元に北海道新幹線を考えていきたいと思います

投稿者:

あおやん

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